長野放送局

2008年3月18日 12時11分更新

県立病院の経営改善で組織改正


赤字経営が続いている県立病院の経営改善を図るため県はこれまでの県立病院課を病院事業局に組織改正して拡充し非常勤の参与に信州大学医学部附属病院の勝山努病院長を招いて県立病院の経営を見直すことになりました。

県によりますと5つの県立病院を合わせた昨年度の収支は3年連続で赤字が続いていて病院の経営改善は大きな課題になっています。このため県はこれまでの「県立病院課」を新年度から「病院事業局」に組織改正して拡充し抜本的な対策に乗り出すことになりました。そして非常勤の特別職の「参与」として信州大学医学部附属病院の勝山努病院長を招き大学病院の院長の視点から医師や職員の給与や労働時間など効率的な病院経営のあり方について助言をしてもらうことにしています。
また病院事業局では県立病院の医師不足対策についても検討していく方針です。
勝山病院長は現在、信州大学の理事を務めていますが県としては将来的には勝山病院長に事業局長に就任してもらいたい意向で当面の間は衛生部長が事業局長を兼務することにしています。