2008年3月18日 12時11分更新
上田市の国立病院機構長野病院の産科の医師が7月ごろまでに大学病院に引き揚げられる見通しとなっていることなどを受けて、地元の市民グループが来月20日に地域医療を考えるシンポジウムを開くことになりました。
上田市の国立病院機構長野病院では、産科の医師4人を派遣している東京の昭和大学病院がことし7月ごろまでに全員を引き揚げる方針を示しています。
長野病院側によりますと、4人の医師の内少なくとも2人は7月ごろまで病院に残って診察を続けるということですが、その後については医師が確保できなければ産科は閉鎖せざるをえない見通しとなっています。
こうした状況を受けて、地元の「地域医療を守る住民の会」は来月20日に上田勤労者福祉センターでシンポジウムを開くことを決め地域医療を守るために住民にできることはないか話し合うことになりました。
住民の会の代表の半沢悦子さんは「多くの人たちにシンポジウムに参加してもらい地域医療の課題を共有し行動につなげていきたい」と話しています。