カーライフ | 事件・事故
ライン

ひき逃げの運転手、日本酒を1リットル以上飲みながら運転

ライン
この記事をブックマークに登録する
ブクマッチする Yahoo!ブックマークに登録

大阪府警は19日、今月1日大阪府八尾市内の近畿自動車道下り線で重傷ひき逃げ事故を起こした48歳の男をひき逃げなどの容疑で書類送検した。男は事故当日、1リットル以上の日本酒を飲みながら運転していたという。

大阪府警・高速隊によると、問題の事故は今月1日の午後7時15分ごろ発生した。八尾市美園町付近の近畿自動車道下り線を走行していた67歳男性の運転する軽トラックに対し、後続の大型トラックが追突した。軽トラックは追突の弾みで横転。運転していた男性と、同乗していた66歳の女性が骨折や打撲の重軽傷を負ったが、トラックは現場からそのまま逃走している。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報から早期に容疑車両を特定し、事故翌日に岡山県岡山市内に在住する48歳の男を自動車運転過失致傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

取り調べで男は「事故当時は酒気帯び状態で、飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述したが、その後の調べで運転中に紙パック入りの日本酒を飲んでいたことが判明した。

男は岡山を出発した直後から酒を飲み始め、事故を起こすまでの約5時間で1合入りの紙パック6本分を飲んでいた。飲酒量から事故当時は泥酔状態だったと推測できるが、逮捕時のアルコール分は酒気帯び相当量以下の数値となっており、このために危険運転罪での立件は見送ったという。

《石田真一》

楽天でキーワードをチェック