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「あそこのかゆみ」は花粉症に次ぐ春の風物詩

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「あそこのかゆみ」は花粉症に次ぐ春の風物詩

花粉症で目がかゆい、鼻水が止まらない。なんて思っていたら、今度はなにやら股間がムズムズ。ひと目がなければ思い切ってかきむしりたいところだけど、場所が場所だけにそうもいかない。春はあっちこっちがかゆくなるが、特に困るのがこの陰部のかゆみ。人の口にはのぼらないが、意外に悩んでいる人は多い。

宅配便のセールスドライドー、新津英男さん(29歳)は、毎年この時期になるとなぜか股間がムズムズとしてくる。といっても発情しているわけでもなければ、あそこがビンビンなわけでもない。とにかく股間がかゆいのだ。「この症状が出たのは2年ほど前ですかね。僕は花粉症とも縁がないし、仕事がら体力には自信があるし、ホント病気とは無縁だったんです。それが突然、タマ袋を中心に猛烈にかゆくなってきて、もう夜も寝られないほどなんです」

場所が場所だけに誰かに相談することもできず、新津さんは薬局でかゆみ止めの塗り薬を買ってきて、かゆい場所に塗りこんだ。が、一時かゆみは治まるが、時間がたつとふたたび股間はムズムズ。とうとう我慢できなくなった新津さんは近所の皮膚科医院に飛び込み、院長先生に窮状を訴えた。いろいろ検査をしたが特にこれといった原因は見つからず、精神的なものからくるかゆみ、と診断された。

「『精神的なものからくるかゆみ』といわれてもまるで見当がつかないんですよ。そりゃ仕事でストレスは感じるけど、それは誰でも同じことでしょ。それより僕は5月に結婚を控えてるから精神的には安定してるんですけどね。念のために診断書を書いてもらったら『陰部掻痒症(いんぶそうようしょう)』って病名がついてまして笑っちゃいました」と新津さん。ただし、原因不明の股間のかゆみは例年、なぜか桜が散るころには治まるそうだ。

IT関連の会社を経営する寺田富美代さん(39歳・仮名)も、春になるとなぜか股間がかゆくなるという。ただし、前出の新津さんと違って寺田さんの股間のかゆみは原因がはっきりしている。糖尿病の症状のひとつだ。「私は母親、きょうだいが糖尿病持ちなので発病しないよう気をつけていたんですけど、とうとう発症してしまいました。今はなんとか薬で抑えてますけど、内心ではけっこうヤバいって思ってます」。

糖尿病が元で失明する中高年は少なくなく、寺田さんは目にくるのが一番不安だったという。だが彼女の場合、糖尿病の影響は目に来なくてあそこに来た。去年の今頃、突然外陰部全体がかゆくなり、死ぬかと思うほどのかゆみが襲ってきたという。

我慢できずについかいてしまうのですが、そのときは気持ちいいのですが、その後はもっとひどくなるんですよね。それがわかっているから必死で我慢するんですが、もうこれが辛くて辛くて……。最初はかゆみ止めの市販薬を買ってきて塗ってましたけど、これが全く効果がなくて病院に行きました。仕方がなく産婦人科病院で診てもらったら、糖尿病からくるかゆみだと初めて判ったんです」。

病院で処方してもらった薬も効いたのは最初のうちだけ。診察をうけた翌日にはもう効き目はなくなっていて、一日中、あそこのかゆみとの戦いだったという。そして今年もふたたび春と共にあそこがかゆくなってきた。糖尿病は小康状態だが、どうも春先の陽気と関係がありそうだと、寺田さんはいう。

「実は去年、あまりにかゆくて薬も効かないので、あそこに熱いタオルを当てたり、氷で冷やしたりしていろいろ試したんです。そうでないと夜も眠れず、半分寝ぼけた状態でかきむしるから、血だらけになっちゃったりするんです。もう悲惨ですよ」。追いつめられいろいろ考えた寺田さん、とうとう究極のかゆみ鎮静法を発見したという。

「驚かないでくださいね。火の付いたタバコをあそこの皮膚に近づけ、軽いヤケド状態にするんです。そうするとヤケドの痛みでかゆみが治まるってことを発見しました。私はもともとタバコは吸わないんですが、うちに来た姉が『なんかこの部屋、タバコ臭くない?』って言ったときにはドキッとしました。まさか、タバコであそこを焼いていたなんて言えないですもんね」。

何年か前『俺の股間はかゆい』というキャッチフレーズとともに、男性用の陰部かゆみ止め薬が発売されたことがある。女性用の局部かゆみ止め薬は聞いたことがあるが、男性用は初めてだった。それほどあそこがかゆい男たちは多いのだろうか。女性のあそこがかゆい、という場合原因はいろいろあるが、最も多いのが生理用品やおりものシートなどによるカブレやムレなど。性器周辺は皮脂腺や汗腺が多い上、子宮や膣からの分泌物も多く、いつも湿った状態にあるので雑菌が繁殖しやすこともある。

その他、下着や洋服による締めつけ、こすれ、繊維の刺激などもかゆみの原因となることがある。こうしたかゆみには市販のかゆみ止め薬が効果的だが、症状が重いときやかゆみが改善されない場合は医師の診断を受けたほうがいい。ただし、真菌(カビ)の感染によって起こるカンジダ膣炎、トリコモナス原虫の感染で発症するトリコモナス膣炎はこれらの原因とは違うため、市販のかぬみ止め薬ではかゆみは抑えられない。

男性の陰部のかゆみは汗、ムレ、下着のすれ、雑菌の繁殖などによるかゆみが多い。男性の陰部はもともとかゆみが出やすい場所でちょっとしたことでかゆみを感じることが多い。これらのかゆみのほとんどは「陰部掻痒症」と呼ばれる症状で、市販のかゆみ止めで治まることが多い。下腹部や太股、脚の付け根などにできるインキンタムシはこれらのかゆみとは違い白癬菌が原因なので、こちらを完治させないとかゆみは治まらない。

これからの季節、特に下腹部はムレたり、不衛生になりがちだ。いつも清潔にしてムズムズかゆい日々とはサヨナラしたいもの。(取材/XIXOXナツコ)



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