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筋肉注射の薬剤を静脈に誤投与、16歳少年が死亡…広島

3月17日22時2分配信 読売新聞


 広島市立安佐市民病院(日高徹院長)は17日、入院していた山口県平生町の高校1年の少年(16)に、けいれん発作を抑えるために筋肉注射する中枢神経抑制剤を静脈に注射するミスがあり、少年が死亡したと発表した。

 病院は「ミスと死亡との因果関係は分からない」としているが、安佐北署は司法解剖し、業務上過失致死の疑いで調べる。

 同病院によると、少年は原因不明の脳症で、2月26日に山口県岩国市内の病院から転院。今月16日午前、女性看護師(23)が神経抑制剤を誤って静脈に注射、少年は心拍数が低下し約5時間後に死亡した。看護師は処方せんをよく確認していなかったという。

 日高院長は記者会見で「あってはならない事故で、深くおわびする。薬剤投与の確認を徹底させる」と謝罪した。

最終更新:3月17日22時2分

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