ドイツの元パイロット、サンテグジュペリ氏を「撃った」と明かす
[パリ 16日 ロイター] 童話「星の王子さま」の著者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ氏の乗った戦闘機を撃墜したとする元ドイツ軍パイロットの存在が明らかになった。
仏誌フィガロが掲載した記事によると、この元パイロットはホルスト・リッペルトさん(88)。リッペルトさんは「自分がサンテグジュペリ氏(の乗った戦闘機)を撃った」としながらも、撃墜した戦闘機に乗っていたフランス人パイロットの身元については確認できなかったとしている。
リッペルトさんは自身がサンテグジュペリ氏の作品の熱心なファンであると明かし、戦闘機のパイロットが同氏でないことを望むと述べた。
サンテグジュペリ氏は1944年、戦闘機に乗ったまま消息を絶っており、墜落した機体はマルセイユ近郊で発見されたものの、遺体は見つかっていない。
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