2008年03月17日

私にとっての基準

 別のブログに以前書いた記事です。


相続に関するお仕事をしよう!と思い開始して、約9ヶ月が経ちました。

「相続の仕事をする」という現在までの結果に至る前に、私の大きな転機は「行政書士になる」と決めたことが転機です。
これが一つ目の転機です。

 私と私の家族は、行政書士の先生に2度ほど助けて貰っています。
それまでは、行政書士の資格が世の中に存在することも知りませんでした。

先生が教えてくださった事は、怖さとは自分が作っているということ。
自分の心の怖さを取り除くためには、一つは知識が必要だということ。
もう一つは、守りたいものをハッキリさせて、その為の自分の信念をしっかりと持つこと。

私と弟達とで、何度も先生とお話をさせて頂き
お互いがお互いを「守りたいもの」として、災難に向き合いました。
約2年かかって、無くしてしまったものもありまいたが、
先生のお陰で、何とか持ちこたえ現在の私達がいます。

そしてその中で逆にしっかりと捕まえたのが「大切なもの」

お互いに、助け合って励ましあって何とかしてきました。
私にとって「大切なもの」は、弟達です。
それを知ることができたので、災難はきつかったですが、
それはそれで自分の人生で必要なことだったのかな?と思おうとしています。

 その先生が昨年2月にお亡くなられました。もう今度自分が、そして自分の大切な家族が、友達が困ったら、もう助けてくれる人がいないんだ・・・、と思い、とてもショックを受けました。
 とてもとても先生の足元にも及ばないでしょうけれど、何とか少しでも先生の変わりになれたらな、と思ってこの資格を取ろうと決めました。

 今、相続の仕事をさせて頂いていますが、その中で常に頭においていることは、「先生だったらどういう風にお話を聞いたのかな?どのようにお話をして、相手の方に安心してもらおうと考えるのかな?」等、常に「先生だったら」というのが頭にあります。
 私の中での一つの大きな基準です。

 それともう2人、常に思っている人がいます。
それは、先程書かせていただいた私の弟達です。この弟達に恥ずかしくないような生き方をしなければいけないと常に思っています。そして彼らの足を引っ張るような行動はしてはいけないとも思っています。
この兄弟が私の全てといっても過言ではない程大事です。
そして、2人とも自慢の弟です。

 この弟達に対してみっともない生き方はしたくないし、絶対に私が守るべき大切な人だと思っています。
まあ、実際は守ってもらっているばかりですが・・・(笑)
彼らの存在が、私にとってのもう一つの物事を決めるときの大きな判断の基準です。
そして、心のよりどころになっています。

 先日お会いしたお客様で、非常に素敵なご兄弟にお会いすることが出来ました。
お手紙を拝見させて頂き、どうしても下手ながら自分の頭に常にある基準についてブログに書いておきたいと思いました。
こう思ったのは初めてです。

 苦労された度合いや、理不尽を感じられた内容は、私なんかには到底理解できるなどと思い上がったことは思いませんが、ですが、お互いに支えあってきた大切な存在があることは、たとえ沢山お金があったとしても冷め切った兄弟関係、夫婦関係よりも遥かに尊い財産だと私は思います。
posted by 秀子(Hideko) at 20:00| Comment(0) | 秀子日記