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NHK職員また不祥事、酔って痴漢

 NHK大阪放送局(大阪市中央区)の男性職員(42)が京都府内を走行中のJR電車内で女性に痴漢をしたとして京都府警七条署から京都府迷惑防止条例違反の疑いで書類送検されていたことが28日、分かった。同放送局は同日、この職員を停職1カ月の懲戒処分としたが、職員はすでに辞職願を受理されており31日付で依願退職する。職員は「酒に酔ってよく覚えていないが、申し訳ない」と話しているという。

 NHK職員の不祥事がまた発覚した。大阪放送局企画総務室勤務の男性職員が滋賀県内の自宅へ帰るJR東海道線の快速電車内で大阪市内に勤務する女性会社員(31)の右ひざを触り、痴漢で京都府警七条署から書類送検されていた。

 調べでは、職員は11月22日午前0時25分ごろ、JR東海道線長岡京-向日町を走行中の網干発米原行き快速電車内で、女性の右ひざを触った京都府迷惑防止条例違反(痴漢)の疑い。

 職員は事件当日、仕事の後に同僚と局近くで飲食。ビール、焼酎などをかなり飲み、酔った状態だった。同僚と別れた後、JR大阪駅から1人で電車に乗った。

 座席は2人掛け仕様で、2人は窓側に職員が前、女性が後ろに並び座っていた。女性はうたた寝していたが、窓と座席のすき間から伸びた職員の手の感触で目覚めた。女性は「何するんですか」と職員に注意。京都駅到着後に駅構内を巡回していた警察官に「この人痴漢!」と通報した。

 任意の事情聴取に職員が「酒に酔い記憶があいまいだが、相手に申し訳ないことをした」と容疑を認めたため、七条署は逮捕せず11月30日に書類送検した。

 職員は事件翌日から自宅謹慎。NHKは12月28日付で停職1カ月の懲戒処分を発表した。職員は14日に辞職願を提出して受理されており、31日付で依願退職する。退職金は規定に従い満額支払われる。

 NHK大阪放送局は「皆さまに深くおわび申し上げるとともに、更に綱紀粛正の徹底を図り、再発防止に努めていきたい」とコメントした。

[2007年12月29日9時58分 紙面から]

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