慶応法を蹴った男　ＮＯＲＩＡＫＩのコミュ

そろそろはじめたいんやけど。
コメはゼロやなあ
まあ皆忙しいんかなあ

最初は生い立ちのことから書こうかな・・・

俺は父子家庭や　母さんは3歳のときに蒸発しても

てなあ・・・父親に日常的に虐待されたわ・・・

幼稚園の頃には友達からえらいそれを

からかわれてしもてなあ・・・

えらいいじめにおうたわけや

それから小学校に入ってもいじめは

なくならず、いっつもドッヂボールでも

狙い撃ちされとったっけ・・・

ちょうどいじめの主犯　Ｔと出会うのはこの頃やね

それから担任にはこっぴどく怒られたな

理不尽やった　なんもやってないのに

貧困家庭者はこっぴどく怒られるねんや

ちょうど父親も女を作って酒を浴びるように飲みだしたのもこの頃

それから中１やったかな

父親が詐欺事件で警察に引っ張られてなあ

懲役4年くろたわ

そっからは姉ちゃんと二人暮し

いつも身を寄せ合って冬のこたつで

寒さを我慢してたっけ・・・

母ちゃんのぬくもり、家族のぬくもりなんて

露も知らんと思春期を迎えた

愛に飢えとったね

家族の幻想をいつも頭の中でめぐらせてた

感じや
　
姉ちゃんはちょうどこの頃、不良になった

中3の冬

出所したはずの父親も家にかえってこんし

姉ちゃんは不良グループの会合に出て忙しくて

いつも俺は電気代が滞納し、電気をとめられた薄暗い部屋でずっと三角座りしとった

なぜか涙はでんかったね
中3の12月

…なんか書き込むの緊張しますねｗ

はじめまして＾＾

質問なんですが、NORIAKIさんの妄想力の秘密を教えてください＞＜

世間のばかやろ！！！！！親のばかやろ！！！

なぜか言えなかったね・・・

自分は親や世間を憎んでいなかった

自分の命は親から授かったものだから

親は自分を産み落としてくれただけで

最大の貢献をしたと思ってた

自分は恵まれない子供やったよ・・・

ほんとに自分は恵まれていなかった

朝、アパートの前に糞尿がまかれとった

牛馬の・・

Ｔの仕業やと直感でわかった

児童相談所の葉山さんにはでも言わんかった

自分が黙ってれば何も揉め事ないだけやしね

中3の冬

受験直前

こんな僕でも祖母の援助で高校進学の資金は

心配なくなったよ

高校は公立本命やった

なぜか勉強はできた

中学でもいじめにも負けんと、毎日

帰宅後は豆電球の薄くらい中で

必死に力の５０００題やった。

葉山さんからいただいた力の5000題も

卒業時にはボロボロでガムテープで

補強したりもしてた

受験前やったかな

葉山さんが勤務後、深夜に尋ねてきてくれた

それで力の5000題見て

「えらいよ・・のり・・・もうがんばりすぎた。

のりは人より何倍もやった。。

そのがんばりは俺が一番ようわかってるから・・」

葉山さんの目にははっきりと大粒の涙が

あふれ出ていた

受験当日

本命高校に行くために早起きしたっけ・・・

徒歩で1時間かかるからね・・

電車賃もなかったし・・・

6時に起きた。

でも家の前に真っ赤なブリジストンの

自転車が置いてあった・・・

すごいびっくりした。

ピカピカの黒サドルには「受験がんばれよ　葉山」

ってメモが添えられてて・・・・・

涙ぬぐいながら、受験校にむかったっけ・・・・

中3の3月16日・・・

受験当日は熱が出た

38度5分

意識朦朧の中、がんばったけど、葉山さんの

期待には添えなかった。

試験の昼休み。お腹の虫がいつもにも増して

大きく泣きじゃくってた・・・

でもお金ないし、校内の水道水を口いっぱいにため

こんで、席でうずくまってた・・・

試験の昼休み

ふと下に置いたかばんのふくらみに気づく

なんだろうってあけて見たら・・・

「がんばって　のりならできる　姉」

お弁当箱と温かいお茶

姉が早くに作ってくれたもの

大好きな海苔巻きと玉子焼き、ちょっと贅沢な

たこウインナーまで入ってた。

「ねえちゃん・・俺やるよ　絶対に受かるから」

午後からの科目はほぼ満点。

でも午前の不調が響いて不合格。

「ごめんお婆ちゃん・・・俺おばあちゃんに

私立の学費負担させることになったよ・・

ほんとごめん・・・・・」

鮮やかな夕日が僕の顔一杯に照らしていたが、

この日の夕日はなぜか顔を張り裂けるようなくらい

に痛かった。帰宅したのは午後8時。どうやら

踏み切りの前を右往左往していたらしい

この日の夜だっけな

ちょうどＴが仲間4人を連れて家に上がりこんできた

「おめえ高校受けたんだってな？しかも学区一番の

北野か？なめてんちゃうぞ。ちょと顔かせや」

首根っこを捕まれると、どっぷり暮れて

何も見えない工場跡の空き地までつれて

行かれた

「おめえら！やっちまえ！！」

その声が聞こえると間髪いれずに殴り、蹴り

が自分の全身に入った。

こっからは記憶にない。気がついたら家の

布団の上。横には心配そうに僕を見つめる

葉山さんとおねえちゃんがいた。

3月16日の深夜

「目が覚めた！よかった！」

葉山さんと姉は僕が目を覚ますと安堵の表情

一杯でこう言った。

「のりちゃん、またＴなの？私仕返しにいくよ。

葉山さんももう我慢ならないし」

「そうだよ。ＮＯＲＩ．Ｔと他の一派ってことは

わかってるんだ。警察に言うかい？これはなんでも

ひどすぎるよ」

「いいんです。俺、つまずいただけですから・・」

「つまずいたって、そのキズでどうやっ・・」

「いいんですってば！！！！」

俺は不幸な少年　不幸を背負わされた人間

誰もこれ以上不幸にしたくない

俺だけが我慢すればいい

青春時代が終焉しようとしていた

黎明期

自分の運命が開ける

進学校に通うことになった

祖母の自宅から徒歩10分。

憧れていた紺のブレザーに袖を通す。

「いつのまにか立派になって！のりちゃん

こっち向いて」

おばあちゃんの声が弾む。

自分がちょっぴり大人の仲間入りしたかのような

錯覚に陥った。4月6日　入学式の前日

僕は進学校の生徒として、いつも誇り高きプライド

を持ち、正義を掲げ、博愛の精神を養っていた。

そんなある日。ゴールデンウィークも目前。

僕はいつものように通学のために最寄り駅に

向かおうとした時。

見慣れた顔が・・・・

「よお！元気そうじゃねえか」

真っ黒に日焼けしたその顔からはすぐには思い出せ

なかったが、よく見るとそれはまさにＴだった。

「俺よお、今、日当4千円の配管工しててよお〜

おめえの噂は聞いてるで。ええ高校行って

次は東大か？」

黙り込む僕の腹を間髪入れずに一発Ｔのコブシが

めり込む

咽る僕に構いないし、次から次へと

足蹴りがはいる。

「ええか？のりあき。学歴社会は幻想なんや。

これからは実力社会。手に技術あるもんが

勝ち組や。よう覚えとけや？」

そう言い放つと、彼は配管現場へと戻っていった。

埃まみれになった制服。通行人は皆見て見ぬふり。

この国は腐っている。なぜ誰も助けてくれないのか

。顔面キズだらけのまま、この日も学校に通う。

ここまで皆勤賞

ちょっと急用がはいったので

続きはまた次の機会に

では