森の活動
2007年度 Fujiこどもの家 バンビーノの森 活動テーマ 
「みんなの森を知ろう!」
バンビーノ森のスタッフはMAFの訓練を受けています。
当園はAED(Automated External Defibrillation, 自動体外式除細動)を
常備しており、その他こどもの安全に最善を尽くしています。
自然体験活動と安全教育の意義
野外で行う様々な自然体験活動は、自然を理解し、自然や人に対する慈しみ心を養うばかりでなく、子どもの自主性や社会性、協調性を身につけ、主体的な取り組みや問題解決のための意欲や能力を備えて行く手段としての「体験から学ぶ」総合的学習であり、子どもたちの「生きる力」を身につけるための大切な教育活動のひとつであると考える。また、恒常的に安全欲求の強い人間にとって、一般生活環境外の活動は、危険因子の縮図である。しかしこれは絶好の「安全教育」のフィールドであるとも言える。危険を回避する能力は、机上の理論や観念では充分に身につかない。自然体験活動の教育的意義同様、安全教育も充分な能力を身につけるためには、「体験から学ぶ」具体的な失敗や成功経験の積重ねが習得のキーとなる。昨今の教育現場では、諺「君子危うきには近寄らず」が現状である。言わばこれは、危険に対しては最も安全で確実な態度と姿勢であるが、これでは安全教育が成立しないことを意味している。当園は、「野外活動管理者のレスキュー及び安全管理能力の精度とクウォリティーの向上に努め、子どもたちの活動を見守る」・・・これを教育の大切な柱の一つとして位置づけるものである。
カントリーレイクシステムズ 代表取締役   田村 孝次 
NPO法人フィールズ(富士地球教育自然学校)専務理事
NPO法人富士山自然体験活動推進協議会 副代表理事


森のようちえん
 1950年代半ば頃、最も多感な幼児期に、子どもを自然環境の中で育てたいというデンマークのひとりの母親の想いから「森のようちえん」は始まったものだと言われています。園舎がなく備え付けの遊具もない「森」そのものが、遊び場であり、学び場であり、成長の場です。こうした考えや行動がデンマークからドイツ、スウェーデンなどへ広がりました。その数ドイツでは220以上、スウェーデンでは180以上にのぼると言われ、空き待ちのあるところもあるといいます。そして日本においても、子どもたちの体験不足や体力低下が叫ばれるなか、幼児期の自然体験活動が心身の発達にもたらす効果が注目され、「森のようちえん」の活動が広がってきています。1年を通じ自然の変化を感じながら、遊びを見つけ、創り出す、そこでは人間同士だけでなく、人と自然も協調し思いやる心が育まれます。
 今の子どもたちが大人になるころ、自然環境への配慮は今以上に必要になってくると思われます。幼児期に自然の中でたっぷり活動をした子どもたちは、自然への配慮を無理なく、当たり前のこととして行動できると信じています。
            
NPO法人フィールズ(富士地球教育自然学校)代表 横田聖美


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