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日銀総裁、「空白」の可能性高まる

2008年03月17日18時45分

 日本銀行の総裁人事について、政府は17日に予定していた新たな人事案の国会提示を見送った。福田首相は17日夜、記者団に対し、「与党だけで、政府だけで決められない。慎重にやるしかない。野党、特に民主党の考えがよくわからない」と語り、さらに民主党の対応を見極める考えを示した。福井俊彦総裁の任期切れが19日に迫っており、「総裁空白」となる可能性が高まってきた。

 武藤敏郎副総裁の昇格案を参院で不同意にされた政府はこの日、総裁に福井氏、副総裁に武藤氏をそれぞれ続投させる案を民主党に非公式に打診したが、拒否された。福田首相は何らかの形での武藤氏の起用にこだわっており、民主党の同意が得られる人事案づくりが難航している。

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