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【国際】

ラサ、商店閉まり緊張包む 漢民族、暴動の恐怖口々に

2008年3月16日 17時58分

 【北京16日共同】大規模暴動から2日たった中国チベット自治区ラサ市では16日、抗議行動や衝突などは起きていないが、市内の商店は軒並み店を閉め、街は緊張感に包まれている。漢民族の住民らは暴動の恐怖がさめやらない様子を電話口で語った。

 市内の旅行社に勤める漢民族の男性は「市内の大部分のホテルは壊された。死者は漢民族、僧侶、武装警察官ら100−200人とのうわさがある」と緊張した声。男性によると、市は13日から内外の観光客を受け入れないよう通達。また、隣接する四川省から武装警察部隊約2万人がラサに増援されたと聞いたという。

 別の漢民族の会社員は「チベット民族が刀で漢民族を次々に襲った」と述べ「(暴動の起きた)14日夜は夫婦で夜通し眠れなかった。暴徒が漢民族の商店などへの侵入を繰り返していたためだ。恐ろしかった」と振り返った。

 

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