【大紀元日本3月10日】アイスランドの女性歌手ビョ―クさんが3月2日に上海で開かれたコンサートにおいてチベット独立支持を示唆するパフォーマンスを行ったことについて、中国文化部(文化省)は7日、文化部当局は事実の確認をいっそう進むと同時に、法的規制に従い処分を下す上、今回のような事件を防止するために、今後訪中する外国芸能人の審査をより厳しくすることを表明した。VOAが伝えた。
文化部スポークスマンは、一部の人が商業営利的なコンサートを利用して、政治的な「パフォーマンス」を演じること、中国の法律や規制に違反しただけではなく、中国人民の感情を傷つけ、芸能人の職業道徳にも違反した、と非難した。
しかし、ビョークさんは今回の言動について、「人類の感情を表現しようとしただけ」とした。
ビョークさんは2日夜、上海でのコンサートにおいて「独立を宣言せよ」(Declare Independence)と題した歌を披露した際に「チベット!チベット!」と叫んだという。
ビョークさんのスポークスマンであるエイナー・オーン(Einar Orn)氏は報道機関のインタビューに対して、中国政府当局はすでにビョークさんに関するホームページを閉鎖したことを明かし、ビョークさんの個人声明を読み上げた。
ビョークさんは声明の中で、「私は政治家ではなく、ただ一人のミュージシャンであることをここで強調したいのです。ミュージシャンである私は、人類のすべての感情を表現する責任があると感じています。独立を宣言する願いもこれらの感情の中の一部分だと思いますし、私たちは人生の中のある時期においてこの重要な感情を感じ取ることができます。抑圧を受けている民族の奮闘に私は大きな興味を持つようになり、この歌を通じて、独立を取得しようとするすべての個人や民族に幸運をという私の願いを表したいと思っています。
アイスランド文化部のある高級官員は今回の事件についてコメントを避けたものの、「彼女(ビョークさん)の声明をみた。私は彼女の考えに同意している」と話した。
(翻訳・編集/張 哲)
(08/03/09 20:49)
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