JA秋田厚生連傘下の雄勝中央病院(湯沢市山田、中村正明院長)は、消化器系の常勤医2人体制が維持できなくなったとして、4月1日から1病棟(60床)を「休床」することにした。外来診療は、これまで通り続ける。病院側は「医師が充足されるまでの、やむを得ない措置」としている。
病院によると、消化器系担当医師は当初3人体制だったが、開業や退職で1人だけとなり、入院患者の受け入れが困難となった。約10人の患者には他の医療機関を紹介し、14日までにほとんどが転院したという。
雄勝中央病院(ベッド数380床)は湯沢雄勝地域の中核医療機関で、05年8月、中心市街地から郊外へ移転、開院した。【佐藤正伸】
毎日新聞 2008年3月15日