書きかけ . . . です。 |
サン=テグジュペリシネマの回想, 小原 由紀子,p.39,26.4×19.0 cm, 文芸社 ビジュアルアート, 1,000円 + 税,発売:2007年12月01日,ISBN-13:978-4-86264-499-2,
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<未完> |
ロシア語で読む星の王子さま, 八島 雅彦 訳注,p.169,21 cm, 東洋書店, 2,300円 + 税,発売:2008年01月25日,ISBN-13:978-4-88595-737-6,
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<未完> |
星と砂漠と王子さまと, 飯島 勉 訳,p.170,20cm(四六判), 文芸社, 1,365円(税込),発売:2007年12月15日,ISBN-13:978-4-286-03985-5, (ISBN-10: 4-286-03985-4)
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表紙を開きフリーエンドペーパーをめくると、カラー口絵「王子の肖像」が現れます。本書唯一のカラー挿絵なのですが、驚いたことに旧ガリマール系の「ニセモノ挿絵」なのです。他の挿絵もすべて旧ガリマール系です。【この挿絵に関しては、著作権上の問題も残ります。】 更に、テキストも旧ガリマール系で、たとえば、「小惑星三二五一」の誤りがそのまま残っています。とても2007年12月に発行した本とは信じられません。 日本語にも問題があります。「小灌木 *」(p.29 他) はいただけません。また、「乗客たちを、千人ずつの小包に仕分けしているんだ。. . . 」(p.125) と、内藤 濯さんの誤訳をそのまま踏襲しています。全体の日本語訳そのものはそんなに悪くはないのですが、フランス語の理解そのものに若干の問題がある、と心配せざるを得ません。
特筆すべき点もあります。ヘビとの会話中に出てくる“Terre de granit”を「非人情な地球」と訳していることです。【“Terre”と大文字で始まっていますから、これが「地球」を表すことはまったく異論がありませんし、他の訳者も皆そう訳しています。】 この“granit”(花崗岩) は、“apprivoiser”(因みに、この訳者も“apprivoiser”=「飼いならす」派です) と並んで、私が解釈・翻案に苦しんでいる言葉なのです。「非人情」か「不人情」かという問題はこの際おくとして、“Terre de granit”は、“Terre des Hommes”【邦訳「人間の土地/人間の大地」。私は、東欧圏での翻案「人間の星/人民の惑星」のように「人間たちが住む地球(という名の惑星)」と解釈すべきものと思っています。残された落書き等からも、その考えは補強・支持されます】を横目でにらみながら解釈すべきものである可能性を秘めていますから、“granit”を「花崗岩」としない翻案は、この言葉を看過しない、訳者の優れた感性を表していると考えられます。 |
音楽朗読劇星の王子さま,近藤 浩章 訳・音楽,岡崎 裕美 朗読・歌,東京新聞出版局,判 18.5 cm, p.98 + 2, CD 付き, 2007年8月8日発行,¥2,190.- +税,ISBN 978-4-8083-0879-7
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星の王子さま,奥本 大三郎 訳,p.,B5変型判 cm,白泉社, ¥1,260円(税込),発売:2007年10月17日,ISBN:978-4-592-76121-1
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『星の王子さま』を学ぶ人のために,マリーズ・ブリュモン 著,三野 博司 訳 ,p.154,判 18.6 × 13.2 × 2 cm,世界思想社教学社, ¥1,680円(税込),発売:2007年11月上旬(10月25日発売開始?),ISBN:978-4-7907-1292-3
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「星の王子さまが教えてくれたこと」,ポール・ムニエ 著(原題:“La Philosophie du Petit Prince”),藤野 邦夫 訳,ランダムハウス講談社,229 p., 18.8 cm,1,500円(税別),発売:2007年12月13日,ISBN-13:978-4-270-00283-4(ISBN-10:4270002832)
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第6章 星の王子さまたち(p.201-246)
<未完>
第5章 仮想化された子どもたち ― 『星の王子さま』と子ども時代(著者;片木 智年 p.143-178)
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(サン=テグジュペリと道具・身体・心 ― 『人間の土地』から『星の王子さま』へ, 片木 智年)
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