【3月17日 AFP】中国チベット(Tibet)自治区で発生した暴動を受け、隣接する四川(Sichuan)省アバ(Ngawa)県でも16日、チベット族による反中国デモが発生、警官隊が発砲し、少なくとも7人が死亡した。チベット支援団体などが、目撃者の話として伝えた。
デモがあったアバ県は、チベット自治区との境界にあり、チベット族が人口の大半を占める。チベット支援団体「チベットのための国際キャンペーン(International Campaign for Tibet、ICT)」によると、警官隊の発砲で7人が死亡したほか、多くの負傷者も出ているという。インドに拠点を置く別の支援団体は、僧侶を含め13人が死亡したと伝えている。
デモには数百人の僧侶らが参加、チベットの独立を訴え、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世に賛同するスローガンを叫んだという。
現場にいた目撃者は、「デモ隊は、県庁舎への攻撃を図るとともに、警察本部にも攻撃を仕掛けようとした。パトカーに放火した後、警官隊が発砲を始めた」と話した。(c)AFP/Peter Harmsen
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