作者の死で未完のマンガ「イタキス」、アニメで完結2008年03月17日 作者の急死で未完のままだった少女マンガの名作「イタズラなKiss」が、4月放映開始のアニメで完結する。99年の連載中断以来、ファンの気をもませてきた琴子と直樹の結末は、どうなるのか?(アサヒ・コム編集部)
学園一のイケメンで天才の入江直樹に、琴子は決死の覚悟でラブレターを差し出すが、冷たく拒絶される。だが、ひょんなことから直樹の家に居候することになり、クールな直樹の意外な素顔を知ることに……。 「イタキス」は90年から「別冊マーガレット」(集英社)に連載された人気ラブコメディー。物語が佳境に入った99年、作者多田かおるさんが脳内出血で急逝したため未完に終わった。単行本は累計2700万部。96年に佐藤藍子さん、柏原崇さん主演でドラマ化された。05年に台湾で制作されたドラマは、日本を含むアジア圏で放映されヒット。今なお根強い人気を誇る。 東京都内で11日に開かれた制作発表会見で、原作者代理として夫の西川茂さんが、アニメ版での完結を発表した。 「99年の正月、カミさんは『今年で終わらせようと思う』と言っていたが、その3月に亡くなった。ラストをどうするかは、僕と相談していた部分とネタ帳に残された部分があり、それらをピックアップして完結させる。集英社の人やファンの方からずっと『続きはどうなる』と言われてきた。マンガはもう描く人がいないので、それならアニメで、と決断した」 TBS、CBC、サンテレビで4月に始まる放映は、半年間の予定。ファンが9年間待った結末は、この秋明らかになる。ヤマサキオサム監督は「いま最終回のシナリオにかかっている。琴子のように、前向きにひたむきに一生懸命、形にしていこうと頑張っています」。 琴子の声は、台湾版ドラマで琴子の吹き替えもした水樹奈々さん。「小学校の時から大好きな作品で、当時から『アニメ化されないかな』と思っていたら、まさか自分がやるとは。幸せで幸せでたまりません」。直樹役は平川大輔さんが担当する。 台湾では昨年からドラマの続編が放映中。日本でも、5月からBS―iで放映される。 PR情報
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