山Ｐ「留年しちったー」６単位足りず

　明治大学を今月卒業する予定だったＮＥＷＳの山下智久（２２）が１５日、単位が足りずに留年が確定したことを明らかにした。東京・有楽町の有楽座で行われた主演映画「クロサギ」（監督石井康晴）の大ヒット御礼舞台あいさつで公表。出席日数不足などで、３科目で計６単位足りなかったという。ファンには、今年９月の卒業を誓った。

　「みんなも知ってるように（自分は）大学に通ってるんだけど…」と前置きし、「留年しちったー」と明かした。８日から公開中の初主演映画の大ヒット御礼あいさつという、晴れの場で飛び出した意外な報告。場内はファンの驚きの声が響きわたった。

　明大の看板である商学部に在籍し、卒業に必要な単位数（０４年入学者）は１２６。山下は３０単位を残し、今年１月からの後期試験に臨んだ。今月１０日前後に郵送で自宅に結果が届き、選択科目３教科６単位を取りこぼしたことが分かった。「追試でリポートも提出したんですが、出席日数が足りませんでした」。表情こそ明るかったが、言葉の端々に悔しさがにじみ出た。

　ジャニーズ事務所では近年、大学に進学する所属タレントが急増。事務所側は「あくまで学業が優先」のスタンスをとっている。

　山下は昨年４月からフジテレビドラマ「プロポーズ大作戦」に主演、秋からは映画「クロサギ」の撮影がスタート。それでも「精いっぱい頑張って来たんだけど…」と話し「自分としてはやるだけやりました」と続けた。

　昨年、同大で模範卒業生に選ばれたＮＥＷＳの小山慶一郎（２３）も「ギリギリだった。４年で卒業できたのは奇跡」と話しており、アイドルとして学業と芸能活動の両立は簡単ではないようだ。

　同大は、前期終了後の秋の卒業も可能。残り６単位なら十分に射程圏。山下は「９月卒業を目指します。オレ、夏も大好きだから！その辺に卒業できるよう、仕事も学校も頑張ります」とファン４００人の前で力強く宣言し、気持ちを切り替えている。