流血を招いたチベットでの騒乱について、ライス米国務長官は15日、「暴力行為が続くことを懸念する」と述べ、事態の沈静化を中国当局に要請した。また、拘束された僧侶らの身柄釈放も中国側に求めた。AP通信によると、ライス長官は、中国当局の過剰警備にクギを刺す一方、僧侶らデモ参加者にも行動の抑制を求めた。中国側への配慮が色濃くにじむ内容といえる。(ワシントン=山本秀也)