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柏崎刈羽原発3号機、遮へい壁が配管に接触・東電発表

 東京電力は13日、新潟県中越沖地震で被災し点検中の柏崎刈羽原子力発電所3号機で、原子炉圧力容器の周囲にあるコンクリート製の放射線遮へい壁が地震で動き、配管に接触していたと発表した。厚さ21センチのコンクリートブロックの一部が崩れたり、ずれたりしていた。遮へい壁を留め具に取り付けていなかったのが原因という。

 2月7日の検査で発見していたが、「配管に異常はなく安全上の問題はなかった」(東電)との判断から月1回の事故報告での公表になった。

 接触していた配管は原子炉圧力容器内の水位を測るもので、直径6.5センチのステンレス製。壊れると放射能を帯びた水が漏れる恐れがあったという。

 3号機には遮へい壁の留め具が39カ所あるが、このうち34カ所を取り付けていなかった。(13日 22:01)

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