西鉄バスの行き先表示、「方向幕ストラップ」人気
西鉄が発売を始めた「方向幕ストラップ」
西鉄グループは、路線バスの車体前面で行く先を表示している方向幕をあしらったストラップを製品化、福岡市中央区天神の雑貨館インキューブ3階バラエティー売り場で販売を始めた。創立100周年を記念した企画で、さっそく人気を集めている。
福岡都市圏で運行されている路線のうち「福浜」「雁の巣」「土井団地」行きなど17種類が並び、男性客を中心に売れ行き好調という。
ストラップはプラスチック製で、表示面は縦2センチ、横6センチ。現在、福岡都市圏で運行されているバスの方向幕はLED(発光ダイオード)式が大半だが、長い間親しまれてきた巻き取り式の方向幕を再現した。行き先や経由地を表す文字の色、書体も本物と同じにしているという。
インキューブ営業推進担当マネジャーの山本貴之さん(33)によると、特に宣伝はしていないが、6日間で約1000個が売れたといい、売れ筋は「キャナルシティ博多駅止」「福岡タワー」の2種類。早くも、県外から全種類まとめて注文したバスファンもいたという。
西鉄広報室の松木創さん(24)は「昔はこんな方向幕があったと、懐かしみながら楽しんでもらいたい。地元や地域を好きになるきっかけになれば」とPRしていた。
1個500円。問い合わせは同館(092・713・1092)へ。