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原子炉配管にブロック衝突 中越沖地震、損傷なし
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柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)3号機で、放射線を遮るために原子炉圧力容器の周りに設置されたコンクリート製ブロックが昨年7月の新潟県中越沖地震の揺れで倒れ、原子炉の配管にぶつかっていたことが判明、東京電力が13日、発表した。
配管は炉内水位の計測用で、直径約5センチのステンレス製。原子炉圧力容器の胴体部分から外側に出ている。東電は状態を調べたが損傷はなかったという。地震当時、3号機は運転中で、配管には放射性物質を含む冷却水が入っていた。
ブロックは重さ約16キロと約19キロの2種類あり、八段に積んでいる。転倒防止用の止め具があるが、この場所では掛かっていなかった。
東電は「この場所の構造上、崩れたブロックが配管や圧力容器に激しくぶつかった恐れはない」としている。