あたごの見張り員は清徳丸の灯火を目視したと証言しているが、レーダーが清徳丸を正確に発見、追尾できていたのか、さらに正確に探知できるよう的確に調整されていたのかは不明で今後の焦点といえる。
海幕幹部は「昨年10月25日の舞鶴出港以来約4カ月にわたる長期航海を終え、今日は横須賀に入港という日の明け方の事故だけに、幹部を含め乗組員に心の油断がなかったかきちんと検証することが再発防止になる」と話し、あらゆる可能性を排除せずに調査する方針を強調した。