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海自隊員暴行:損賠訴訟 高裁、国に開示命令 両親に約80人の供述調書 /神奈川

 04年に自殺した海上自衛隊横須賀基地の1等海士(当時21歳)の両親が「自殺は先輩のいじめが原因」として国と上司の元2等海曹に損害賠償を求めている訴訟で、東京高裁が国に隊員約80人の供述調書などを開示するよう命じていたことが分かった。原告側弁護団が5日明らかにした。

 命令は2月19日付で、弁護団によると国側は「確定(27日)から2週間以内に横浜地裁へ提出する」と回答しているという。供述調書のほかに隊員の答申書や海自の事故調査報告書なども対象になっており、弁護団は「防衛機密に関する文書で、ここまで開示することは画期的。自殺に至った真相の解明に迫ることができる」と評価した。

 昨年10月に横浜地裁が同様の文書開示を命令したが、原告側は開示部分が限定されていたのを、国側は命令を、それぞれ不服として即時抗告していた。【鈴木一生】

毎日新聞 2008年3月6日

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