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Qちゃん 引っ張りだこ

2008年03月14日

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金田さん(右)に促され、園児におしゃべりを披露するQちゃん=直方市下境で

 ■九官鳥 外国語ペラペラ 童謡も得意

 直方市の明治町商店街にある花店「花由(はな・よし)」で飼われている九官鳥「Q(キュー)ちゃん」のおしゃべりが評判を呼び、高齢者福祉施設や保育園を慰問して回っている。店主の金田満さん(59)=北九州市八幡西区=が8年前から教え込み、童謡や中国語も習得。愛くるしい声にお年寄りは癒やされ、子どもたちは大喜びだ。金田さんは「どこにでも出かけ、人の心を温めたい」と話す。(桑原紀彦)

 Qちゃんはオスで、子どものいない金田さんが8年前から自宅で飼い始めた。話しかけるように言葉を教えたところ、次々と吸収。日本語の「こんにちは」をはじめ、中国語や韓国語のあいさつ、童謡など最大で50ほどのレパートリーをこなすようになったという。

 毎週火曜日に店に連れて行くと、たちまち人気者に。子どもやお年寄りが「Qちゃんに会いたい」とわざわざ訪ねて来るまでになった。

 慰問は今年2月、店の前を通りかかった直方市の高齢者福祉施設「彩」の職員の目にとまり、依頼されたのがきっかけ。金田さんは快諾し、同月20日に訪れたところ、お年寄りたちに囲まれるほどの人気を集めた。

 今月13日には、同市下境の若草保育園(合谷源吾園長)のお誕生会を訪問。園児143人の前であいさつや童謡を披露すると、子どもたちは喜んで見入っていた。

 「人とのコミュニケーションが薄れた時代。要請があればどこでも回りたい」と金田さん。「評判を聞いた人にたくさん店に来てもらえれば、商店街の活性化にもなる」

 慰問の問い合わせは、花由(0949・23・8700)へ。

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