日経ベンチャーという雑誌のSNSがある。
始まってからこの3月末まで、このSNSは無料のSNSだった。
中小企業、ベンチャー企業の経営者やその周辺にいる方々がここのメンバーだった。
私もこのSNSを作った方から紹介されて、このSNSに入った。
もちろん、SNSだから招待制だ。
そして、このSNSがこの4月から、日経ベンチャー本誌を買った人だけのSNSになり、簡単に言えば有料化される。当然のことだが、いまやmixiが非常に巨大になり、「そこにコミュ作ればいいじゃないの?」という時代になってしまったSNSの世界だ。いくつものアカウントとパスワードを持ってネットを徘徊する、なんてことより、よっぽどmixiを使ったほうが楽だ。
加えて、いまや「日経」のブランドをありがたがるのは、かなり年齢の行った、もうそろそろ退職かな?という人たちがとても多くなっている。若い人間はみなネットで情報をとるから、雑誌も新聞もとらないし、信用していない。加えて日経社内での不祥事などもネットやマスコミで多く流されている時代だ。
無料のSNSから「雑誌のオマケでついてくるSNS」では、参加人数が限られるだろう。日経のブランドをありがたがる世代はそろそろ世代交代の時期に入る。こんな時代に「無料」をやめてしまうことは、やはりSNSの参加の人数を大幅に減らすことになるのではないか?あるいは参加者はいても、面白い話題を提供する人が少なくなり、やがてそれが雑誌のほうの売り上げにさえ響くこともあるかも知れない。
いまは、みんな無料のものになれてしまっただけではなく、100円の出費さえ抑えることが経営の大事な仕事の1つになっている時代だ。既にABCの統計を見るまでもなく、雑誌の売り上げは週刊誌あたりでもひどい状況だ。新聞、テレビなどのマスコミが信頼された時代は終わった。
無料のものをやめる、という決断はもちろん大変だっと思う。でも、その決断が果たしてどういう結果を出すか?
それは誰にもわからない。
で、ぼくはどうするか?って?
もちろん、継続しないで抜けます。
お金を払ってまで続ける価値はないなぁ、という判断があるからですが。
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