重油流出 のりに被害40億円
兵庫県漁連によりますと、沈没した貨物船から流出した重油が、神戸市や明石市の沖合ののりの養殖場に漂着したため、兵庫県内の7つの漁協が15日までに今シーズンののりの養殖を断念しました。損失額はおよそ40億円に上るということです。また、今がシーズンのイカナゴ漁についても、14日に水揚げされたイカナゴの一部から油のにおいが確認されたことから、15日から3日間、明石海峡周辺での操業を停止し、浮遊している油の回収を行うことになりました。今月17日に試験的に操業を行い、その後の対応を決めるということです。兵庫県漁連の小松司会長は「食の安全を第一に考え、重油が付着するおそれのある水産物は一切出荷しないことにした。漁業被害などについては、国や県などに最大の支援を要請していきたい」と話しています。 |
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