姫路・西播磨
「救急車の有料化」容認57% 患者や家族調査
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患者や家族の57%が救急車の有料化に賛成-。こんなアンケート結果を、姫路聖マリア病院(姫路市仁豊野)がまとめた。同市では昨年十二月、男性患者が十七病院から受け入れを断られるなど、救急医療体制の弱体化が進んでおり、同院は「タクシー代わりに救急車が呼ばれないように、有料化の議論も必要ではないか」と提案している。
アンケートは、公文啓二副院長や医師、看護師らでつくる院内の救急災害医療委員会が二月十九、二十日に外来を受診した患者や付き添いの家族五百七十二人に配布。四百七十人が回答した(回答率82%)。
それによると、救急車の費用について53%が利用者の一部負担、4%が利用者の全額負担を容認していた=グラフ。
一方で、救急車を呼んだ経験のある百八十三人に一一九番した理由(複数回答)を聞くと「交通手段がなかった」が十人、「救急車は無料だから」が二人おり、少数とはいえ“タクシー代わり”の利用を明らかにした。
救急外来患者七十六人に聞いた受診理由でも、“コンビニ受診”と批判される「救急外来の方が早く診察してくれるから」が一人、「昼間は仕事や用事があった」が三人いた。
同委員会は「通報理由一位の『早く運んでほしかったから』を選んだ中にも、病院を探す手間を省いたり、気軽に呼んだりした人がいる可能性がある。救急医療の崩壊を止めるため、市民はマナーを守ってほしい」としている。(直江 純)
(3/16 10:04)
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