|
|
|
社会|スポーツ| |
文字サイズ:
大|中|標準
|
話題
コツコツ5年半 ミニSL完成 名寄の電器店経営沢田さん
|
完成したミニSLを前にする沢田さん |
【名寄】名寄市内で電器店を経営する沢田稔さん(66)が、実際に石炭を燃やして動くミニ蒸気機関車(SL)を完成させた。実物の八・四分の一の大きさのD51で、各部品を手作りし、五年半がかりで仕上げた。沢田さんは「子供たちを乗せて走らせたい」と笑顔を見せている。
機関車の全長は百五十四センチ。沢田さんは模型製作は素人だったが、二〇〇二年六月に北海道新聞の記事でミニSL製作を趣味にしている元国鉄マンの大桃久一さん(86)=札幌市北区=を知り、そのひたむきさに感動。大桃さんの指導を受けて同年十月から製作を始めた。
自宅の作業場で、鉄工場から譲り受けた鉄棒や鉄板、銅板などを材料に、部品を実物の設計図に基づいて根気よく加工。動輪は、自分で木製の鋳型を作り、鋳物工場に発注したあと、旋盤で削り込んだ。一番難しかったのは車体の左右に四個ずつある動輪をつなぐ連結棒の製作。沢田さんは「いくら調整してもうまく作動せず、苦労しました」と振り返る。
ボイラーの燃焼試験は順調で、機関車に連結する客車と線路を作れば、数十人を乗せて走行も可能という。
製作費は約六十万円。完成したミニSLは店内に展示しており、実物そっくりの精巧な出来栄えに、来店客らが目を見張っている。沢田さんは「製作には非常に頭を使うので、老化防止にもなる。二号車製作にも取り組みたい」と話している。
棒鮨本舗「北からソーラン寿司」 | |
|
25年間の鮨店経験を生かした、北海道ならではのニシン棒寿司。しっとりした肉厚のニシンと、プリっとした数の子の食感が絶妙。【3本】3400円 |