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│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |2008.02.02
今日sasakiとHYPERWEAPON新刊の打ち合わせ。
大体の線(内容のこと)から、 台割(ページ毎の細かい情報を書き込んである書類。1ページ目は表紙、ここに必要な素材は、それによって表現可能な印刷技術は、なんて事を全ページにわたって書き込みしてある本の設計図) の試作をした。 それを基に、此処の紙はこれ、 この印刷技術を印刷工場に確認、 なんて事や、撮影の日程などから発売日程を決め込んでゆく作業にはいる。 つまり、打ち合わせですな(笑) 120ページ分。 野方で数時間。一回では終わらない。 サクサク行くものではない。 次回打ち合わせに続く。又来週。 「出版?簡単だそんな物」、という人達、お仕事の人達、力業で何でもすむと思っている人たちもいて、世の中、大半はそれで回っていると誤解するヒトもいる。そう考えるほうが単純だから。楽しく作れば楽しい物が出来る、そういうヒトもいる。 でも、楽しそうに見える物は、楽しく造れない。閃きから完成まで、楽しい部分もある。でも大半は苦しい。何をやるにしても。 「仕事だから苦しいのだ」 なんて言うと「おとな」なのかな。 判りやすいのかなあ。 でも本当は 「仕事じゃないから苦しいんだ」 ・・・・子供でごめん。 「隣の芝生は理想的、自分の庭はそんなはず無い」という呪縛。 もとはといえば、「支配する人達」が大昔にこの国に設置した 「結束させない地雷」みたいなもんだが、 まあこの呪縛、なかなか解除できない。 一時的でも解除させる効能があるのが「本」なのかもしれない。理想論にすぎないかもしれないが。 例えば、簡単にやる事も出来る。呪縛を強めてやればいい。あなたが思う敵愾心は正しい、たった一つの真実を突き止められない奴はクソだと言えばいい。判りやすい展開で差別化を謀る。このやり方でも、いや、このやり方は効率という面と、説得力という面で優良。この世界はくだらなくてクソで救いようがない、エリートだけが評価に値する。こう言われたら反論はややこしい。 それは、僕の作る本では採用できない。 だから基本構成に時間がかかる。 その上sasakiとの打ち合わせは大体脱線する。 今日の脱線は、模型ってどう面白く見せていけるか。 彼の所の本は、ガンダムのように 「面白くするためにのみ創作された世界と機械:メカ」 を扱う本ではない。 彼の本は、 「人間が生きてゆく中で、必要に応じて実際に作られていった機械:メカ」 を模型化して、その客観視点を楽しみながら、 その「半完成立体」を 「組み上げてゆく工程」にも、 「喜びを見いだす趣味」をアピールしてゆくメディア。 大きく「スケールモデル」と分類されるカテゴリーの「情報誌」である。 回りくどい言い方だが、この認識、今、作り手にこの認識は有るのかな。 だからスケールモデルの本に登場する「メカ」は、実在の兵器である。民間の車両、船舶、航空機もしばしば登場するのだが、兵器が中心で語られることが多い。 これは、「お金を出せば実物を体験できる」民間メカと違って、 「体験するには魂、 自らの生命を危険にさらすリスクを払わねばならない」 ので、「兵器をおいそれと体験出来ない」 ・・・・こういう理由による。まあ、これは考えてみれば解ることだ。 (実は、エンターテインメントの概念の一部もこの辺にあるが、その話は又いずれ) つまり、作る喜び、は本来模型の持っている 「たのしさ」のコアではない。 それを勘違いして、 「作る喜びがあるかぎり模型はなくならない」なんて 「おごり」があると大変だねえ、 みたいなはなし。 ・・・・これが脱線のテーマ。 「みたいなはなし」、というのは、 実際はもっと深刻で細かな話だから。 ほらね退屈でしょう? でもね、「真実」ってこんな物よ。 そういうことで、 情報最後に一項目追加しました。続く。 ■リーディングユニット (drums + sampler,key + reading) 「裸で君の隣りにいると」 ライブのお知らせ 2008/2月28日(木曜日) ■高円寺-ペンギンハウス open19:00 start19:30 〜20:00 料金1600yen+1drink ■ペンギンハウス http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/PENGUIN.html ■馴れてゆく http://www005.upp.so-net.ne.jp/nareteiku/ ■HYPERWEAPON2007「それぞれのHEAVEN」 ☆モデルアート2007年3月号増刊・通巻729号 ☆在庫僅少。ごめん、そろそろ打ち止めです。 ■HYPERWEAPON2005「再生無き永遠の闇へ」 ☆モデルアート2005年4月号増刊・通巻679号 ☆2月20日発売(再生産) ■HYPERWEAPON2008「狂気の現風景-そして真実」 ☆モデルアート社より発売予定。 ☆発売日程調整中 この記事のトラックバックURL:
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