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03/15-18:48--岡山市ごみ有料化　根強い時期尚早論　市議会環境消防水道委　平行線で採決持ち越し

　開会中の岡山市議会環境消防水道委員会（和氣健委員長）は１４日、家庭ごみ収集を有料化する条例一部改正案を審議したが、採決は週明けに持ち越された。市民への説明方針について、委員と当局の主張は平行線をたどり�犹�期尚早�瓩離燹璽匹�根強く漂った。 　羽場頼三郎委員（市民ネット）は、定例市議会前に市民説明会が開催されなかった点に触れ「卵が先か、鶏が先かで大違い。条例が決まった後の報告で、市民に理解を求めるのは不可能ではないか」と迫った。 　河田正一委員（共産）は「有料化ではなく、ごみの発生抑制に取り組むのが第一。既に数字が行革効果に組み込まれているのも問題」と主張。升永市郎委員（ゆうあい）も「市民の合意を完全に得られているとは言い難い」と指摘した。 　各委員の追及に対し、繁定昭男環境局長は「行革ありきで提案したのではない。ごみ処理は市民、企業、行政が三位一体で取り組むもので、旧市内、合併地区が統一の値段となるよう努めていく」と答弁。 　当局から市民説明会を小学校区単位で１００カ所程度開催する方針も示されたが、委員から「本当にやり切れるのか」と疑問の声が上がり、納得が得られなかった。 　審議は約３時間にわたったが、和氣委員長が「議論がかみ合わない」と総括し、週明けへの採決持ち越しを決めた。 　歳入予算を審査する総務委員会（浦上雅彦委員長）では、岸堅士財政課長が、１２月から有料化した場合の収入について説明した。 　初年度の収入は４億６７００万円の見込みだが、準備経費で４億２１００万円かかり、差し引き４６００万円のプラス。平年度ベースでは年間１４億円の収入で、先例市を参考にすると、１０億円程度残るという。 　これに対し、田原清正委員（市民ネット）は「すべての人に負担がかかり、正に税金の発想ではないのか。できれば丁寧に市民へ事前に説明してやるのが行政の筋」と指摘した。採決は同委員会でも、週明けに持ち越しされた。 　有料指定ごみ袋の手数料は、４５リットル袋５０円、３０リットル袋３０円、２０リットル袋２０円、１０リットル袋１０円。当局は今定例市議会で条例一部改正案の議決、１２月スタートを目指しており、週明けの展開が注目される。

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