本日は嫁さんと下の娘が風邪をひいて寝てるので、超短編小説祭への投稿用に何か書くはずだったけど、気が散って書けなかった。残念。母の退院の件と月曜日約束通り入金されるのかが気になる。気が小さいなあ。もう少し、どっしりと構えとけば良いんだけど。
駄文を時々書くようになって、映画を観なくなったし、本も読まなくなったですね。音楽は変わらず聴いています。
こんな三文小説書くより、名作と言われる映画を観たり、小説読んだ方が良いと思うけど、いろいろ試行錯誤しながら駄作を書き上げる方が楽しいし、なんちゅうか達成感みたいなもんが得られる気がします。自己満足と言われれば、確かにそうかもしれないけどね。
最初に夢中になった作家は大藪春彦先生でした。中学1年の頃かな。そうか、その前に江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ全巻読破したなあ。
まあ、とにかく大藪先生。先生を知ったのは、やはり松田優作さんの映画だったと思う「蘇える金狼」でしたかね。あれは凄い映画でした。映画としては後の「野獣死すべし」の方が愛着があるけど(完成度は明らかに「金狼」。監督はどちらも村川透)
処女作にして世紀の大傑作「野獣死すべし」を除くと、先生の作品は銃とSEXと車と殺人に溢れていました。そしてノン情緒。意図的な情緒の欠落が読み取れました。あの大河浪漫「汚れた英雄」でさえラストシーンは、思い入れを挟む余地の無い、プツンと途切れたようなラストでした。これに痺れました(映画は、どの作品もかなり情緒的なラストシーンになっています)
私の最も好きだった先生の作品は、「野獣死すべし」の主人公・伊達邦彦が登場する007ばりの冒険活劇「日銀ダイヤ作戦」ですね。中学生の私はセンベイでも齧りながら、ハラハラドキドキしながら、この作品を読み進めたものです(と言うことは中学生向きの分かりやすさだったのかも)
あともう一作、ちょっとハッキリ覚えていないんですが、多分初期の短編を収めた「青春は屍をこえて」です。この作品は多作の先生の作品の中でも最も蒼い瑞々しさに溢れた作品集だったと記憶しています。
夢中で大藪先生の本を集めて、片っ端から読破していた時代。ワクワクしながら読み進め、やがて物語が終わってしまうのが惜しかった。
自分で物語を綴る(確かに駄文だが)ちゅうのは、なんかそんな気持ちと、どこかで繋がってるような気がするんですよ。相変わらず上手く言えないけど。
2007年12月15日
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