日鋼記念病院(柳谷晶仁院長代行)は4月から、土曜診療を休診する。医師などの負担軽減と効率経営が狙い。
救急外来は従来の日曜・祝祭日と同様に診療を行う。
土曜診療はこれまで小児科、皮膚科、歯科、形成外科の外来4科で扱っていたが、救急的意味合いが強く、患者数は平均1日100人前後。医師、看護師などへの負担が大きく、医師確保の障害にもなっていたという。
市内の総合病院では、道内市立病院で唯一、土曜診療を実施していた市立室蘭総合病院が昨年8月から土曜診療を廃止したのに次ぐ措置。新日鉄室蘭総合病院は原則第1、第3土曜に限り診療を行っている。
全国的に慢性的な医師、看護師不足に陥っている現状で、医療従事者の労働負担の軽減と人材確保策として土曜休診は流れになっている。
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