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2008年1月10日 (木)

本家・イギリスのビッグイシュー

昨年末、イギリス留学中の娘が帰ってくるというので、ビッグイシューを買ってきてもらった。本家版を見たのは初めてだが、やっぱりというか、なんかスゴイ。

何がスゴイかというと広告。
NPOやらNGOやらの広告がバンバン載っています。
他にも、一見すると家具の通販広告に見えるものが、実はエコ志向の企業の広告だったり、旅行社の広告もエコ・ツアーの広告だったり。

総ページ数も64Pあって、体裁も市販の一般的な雑誌と変わらない。それで、広告の量もTIMEなんかよりたくさん入っている感じです。

雑誌というのは、広告が入らないと儲からないビジネスですが、これだけ入っていれば経営的にも上手くいっていると推察されます。

さらに、広告は情報でもありますから、実は広告がたくさん入ってるほうが雑誌は売れたりするんですよ。それで、本家版ビッグイシューも売れやすくなっていると思います。僕もNPOの広告を眺めながら「へ〜、こんな活動をしている団体があるんだ」などと楽しませてもらいました。

さらに言えば、流通網もしっかりしている。街中にやたらと販売員がいて、娘が暮らしている大学の寮から、日常的に利用しているスーパーまで行く間に、販売員が五人くらいいるらしいです。

そんなこんなで、ビジネス的にもとっても上手くいってる感じのビッグイシューでした。

ところで、僕もここ数年は毎年イギリスに行って、ロンドンはもちろん、ケンブリッジとかカンタベリーとかいろんな都市にも行ってるのに、いままでビッグイシュー販売員の存在に気づかなかったのは何故だろう? と考えていたら、娘に、
「それは、お父さんがビッグイシューに関心を持ってなかったから、販売員が見えなかったんだよ」
と言われてしまいました。

人は関心を持つことしか見えません。
やっぱり関心をもつことは大切ですね。(竹井)

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