募金番組、これでよかったのかな?
昨日(金曜日)の夜に放送された、テレビ東京の募金特番「The ぼきんショー」、ご覧になりましたか?僕ももちろん見ました。(リアルタイムじゃなくて録画ですが)
感想はというと、
・・・・・ (^^;)
テレビ番組なんてモノは、ケチをつけようと思えばいくらでもつけれるので批判はしません。
個人的には、荒川静香の27回連続ジャンプは凄いと思いましたが、でも、そんなことや浅田美和の千本レシーブや、東国原知事(チーム)のハーフマラソン世界記録に挑戦が、地球環境とどう関係あるんだ?とか、何のために彼らはそんなことに挑戦しているのか?という批判も今回はしません。
大金かけて特番を作ったわりには、集まった寄附のお金が少ないのではないか?とか、もっと寄付が集まるような演出の方法があったのではないか?という批判もしません。
ただただ、このような時期に、このような募金をテーマにした番組が放送された、そのことに意義があるのだと言っておきます。
ゲストの吉川幸枝(よし川グループ代表)さんが、
「たった100円でも寄附していいんだ、ということが分かった」
みたいなことを言ってましたが、それが今回、この番組の最大のメッセージだと思います。
リンク: 株式会社よし川〜吉川幸枝社長の公式ホームページ〜.
ファンドレイザーの鵜尾雅隆さんがブログに書いていたと思いますが、
「日本には寄附の文化がないんじゃない。寄附の習慣がないだけだ」
ということと併せて考えると、吉川さんの言葉も深い意味を感じられます。
この募金番組を見て再確認したことがあります。
それは、寄付を募るということは感動とセットにしなければならないのですが、その感動はどこから来て、どのようなメッセージを含んでいるかが大事だということ。それをテレビ的にどう展開すればいいのか?については、実はもうアイデアがありますので、社会貢献番組を作ってみたいと思っている企業の宣伝部の人がいたら、ぜひご連絡下さい。(竹井)
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コメント
テレビ東京の募金番組、うん、評価などというおこがましいことは、敢えていたしません。まあ、留学資金や募金のために、課題を設定し(例えば、24時間歩き続けるとか)、その距離に応じて人々から資金を募る、というやり方は、欧米の学生等では結構やっているようですね。
いずれにせよ、このような番組が特番で放映された、そのこと自体は評価できると思います。ソーシャルマーケットやコミュニティファイナンスなど、社会貢献したい人達から形成される市場の構築が結構言われていますが、正直なところ、まだ茫漠としたものに近いのだと思っています。国際貢献がしたい、環境問題に興味がある、地域振興に興味がある、とごった煮にも喩えられるように、バラエティに富んでいますし、また実は漠然と何か社会に貢献したいなあなんていう、ふわふわとした人達のほうが圧倒的に多いかもしれませんし。
だからこそ、それら茫漠と方向性が見えきっていない、或いは形がはっきりとしていない対象に対して、イニシアチブを取れるような企画や事業が必要な時期なのではと思っています。今は、明らかではないが、きっかけさえ与えれば、堰を切ったようにムーブメントを起こす可能性がある、社会事業や社会市場というのは、そういうものだと思っています。
だからこそ、竹井さんとの事業には大きな可能性を感じています。はっきりと形のあるムーブメントを追っかける事業ではなく、漠然とした伏流を追い求める事業、その面白さを一番ご存知のはずですから。
投稿 坂井 | 2007年12月22日 (土) 23時06分
こんばんは♪
坂井さんのコメントに返事を書いていたら長くなってしまって、もったいないので新記事にしますね。
明日の記事をご覧下さい。
投稿 竹井 | 2007年12月23日 (日) 03時35分