ワーキングプア問題は社会問題なのか?
先日、NHKで放送された「ワーキングプアⅢ」。ネットでも大きな話題になっていて、このブログにも「ワーキングプア」で検索して来る人が急増しています。それで視聴率が気になってテレビ局の知人に聞いてみました。結果は?
8.1%。
民放の特番なら不合格というか、
続編はちょっと難しいかな?という数字ですねえ。
みんなあんまりこの問題に関心がないのだろうか?
先日も、ある社会派の雑誌の編集者と飲んだときにも聞いてみました。
「ワーキングプアとか格差社会関係の特集って売れますか?」
答えは
「売れません」
では、何が売れるのかというと、
「マンション特集です」
この雑誌は、一般的な政治や社会問題の他にも、
働く女性の問題を取り扱った特集もよくやっていて、
比較的、意識の高い女性読者が多い、
読者の平均年収も比較的高め、
そんなイメージの雑誌ではあるのですが、
そんな雑誌の読者は、ワーキングプアや格差問題には
実はあんまり関心がないということが分かったわけです。
というか、多くの人はこの問題に飽きたのではないか?
という気もします。
これらの事実をもって、日本人は社会意識が低いと
批判するのは簡単ですが、それで視聴率があがったり、
雑誌の売り上げが上がるわけではありません。
つまり、社会的な関心が高まるわけではない。
もちろん、ワーキングプア問題の解決にも繋がりません。
先日も書きましたが、みんながワクワクして、
楽しくなるような社会貢献への道を、
メディアも発信していくことが必要なのかもしれませんね。
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