NPOは花形職業
社会起業家がおもしろいのは、IT企業や金融、コンサル系など、今の花形職業方面から成功者や現役バリバリの人間がやってきて、だから画期的なこと、新しいことが出来ていることで、欧米はもちろん、日本でもそんな感じだが、NPOもそんな雰囲気になりつつあるようで。
日経ビジネスの2007年11月26日号では「敵か味方か NPOビジネス」というNPO特集をやっていたが、その中でも興味を引いたのが、アメリカのNPOはエリートの職場になりつつあるという記事で、一流大学のビジネス・スクールの卒業生が、NPOセクターに就職希望増えてるよとか、金融、コンサル系の高給取りがNPOに転職しているとかの内容。
日本でも、一流企業を辞めて社会起業家になる若い優秀な人が増えているが、アメリカの事情はもっと激しいようだ。
町田洋次先生のブログでも、アメリカにMBA留学している人からの、こんなコメントが紹介されていた。
「現在MBA留学でアメリカに来ていますが、社会起業やフィランソロピーに関するビジネスパーソンの関心の高さには目を見張るものがあります。一昔前のように、既に成功したビジネスリーダーが余力でフィランソロピーにも関心を持つというのではなく、バリバリ現役のリーダーたちや、将来のリーダーの卵たちも、本気で(ビジネスと同じくらいの比重で)社会へのインパクトを考えている人たちが多いと思います。。。。会社の枠組みを超えて、一人の人間として、ロールモデルとしての影響力を持つ可能性を持ったビジネスパーソンというと、日本では誰がいるのでしょうか?」
マス・メディアのニュースは、何らかの意図が入るものだが、一般の生活者の声はバイアスが少なくて、見たまんま、伝えてくれるのでリアリティもありますね。
NPOや社会起業家が花形職業になる日もちかいんじゃないかと期待できます。グッドニュースですね。
リンク: 町田洋次の社会起業家・エッセンス.
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224259/17289890
この記事へのトラックバック一覧です: NPOは花形職業:
» 敵か味方かNPOビジネス [ビジネス誌・ビジネス雑誌の読み方]
ドラッカーの名著に「非営利組織の経営」がありますが、そのNPO(非営利組織)が、確実に社会の中で存在感を増してきているという特集を日経ビジネスが組みました。
───────────────────────────
敵か味方かNPOビジネス(日経ビジ...... [続きを読む]
受信: 2008年1月 6日 (日) 12時23分
コメント