社会貢献の継続的広報
友人がおもしろい情報を伝えてくれた。あのシムシティが、100ドルPCに無償提供されるという話題だ。
100ドルPCというのは、確か90年代後半のITブーム、インターネット・ブームの頃、MITメディアラボのネグロポンティ教授が提唱した、途上国支援のためのパソコンで、これからの世の中はコンピュータ教育が大事だし、インターネットに繋がれば途上国の子どもたちも世界中の膨大な情報にアクセスできるようになるから、そういった子どもたちのために安価なパソコンを送ろうということで提唱された。理念は立派で、世界中で話題になっていたが、その後どうなってるかと思ってたらちゃんと活動が続いていたわけですね。
言われるとおり、途上国の子どもたちとってはネットとパソコンは有益で、ジョン・ウッドがやってるroom to read(ルーム・トゥ・リード)のように図書館を作って紙の本を読めるようにすることも大事だが、図書館を一つ作るのに一万ドルかかるそうで、同じ金額で100台の100ドルPCを送ることが出来る。(他にネットや電力というインフラの問題もあるけど)
どっちが大事と言うこともなくて(どっちも大事だけれど)、途上国の貧しい村にネットとパソコンがやってくれば、kivaみたいなシステムにもどんどん参加できて、それは有益だと思うので、このプロジェクトが続いていたことを知ってやっぱり嬉しいです。
で、今回の話の良いところは、シムシティみたいな有名なゲームが無償提供されることで、それがニュースになったこと。社会貢献活動は継続的な広報活動も大事なので、適時、話題性のあるネタを提供する必要がある。知名度のあるブランドは、こんな貢献のやり方もあるということですね。
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» 100ドルパソコン量産開始 [気になるニュース]
IT化が進展している中での格差を埋めるのにこの活動は非常に有益だと思います。
しかし一番気になるのは、やはりパソコンのスペックですね... [続きを読む]
受信: 2007年11月17日 (土) 17時57分
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