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2007年11月 1日 (木)

ファンドレイジング

募金の集め方について、もう少しマーケティングの考え方とか手法を取り入れたら、募金額が上がるのではないだろうか?と考えていろいろ調べていたら、こんなブログを見つけた。

リンク: ファンドレイジング道場.

アメリカでは企業や金持ちから資金を調達してNPOなどに提供するファンドレイジングというのがあるそうだ。

こちらのブログに拠れば、アメリカの大学では、ファンドレイジングのコースもあって、修士号まで取れるそうだ。つまり、MBAと同等の資金集めの資格が確立しているわけですね。というか、僕が考えたようなことは、アメリカではすでに当たり前になっていたということで、ちょっと不明を恥じた。ボランティア業界ではみんな知ってることなのだろうか?

しかし、僕の周囲でこの言葉を知ってる人間は一人もいなかったし、たぶん一般の生活者も知らないのではないか? であれば、メディアでももっとアナウンスするべきだろう。
最近は大学生でも社会起業家に関心を持つ人も増えているようだし、ファンドイレザーなんて職業が成り立つということが分かれば、こっち方面で頑張ってみようという若者も増えるだろう。

アメリカのファンドレイジング専門の団体は、中間支援団体としてちゃんと認識されているようで、大きいところになれば年間四千億円くらい集めるそうだ。日本だと、日本テレビの24時間テレビで10億円くらい。NHKの歳末助け合いと海外助け合いを足して18億円くらいだから、その差に唖然としてしまう。
募金市場の差でみると、日本は全部で二千億円くらい。アメリカは二十兆円くらい。桁が違いすぎです。

アメリカに比べて日本で募金があまり集まらないのは、税制のせいだとか、生活者の意識が低いせいだとかよく言われるけど、募金集めのノウハウの違いも原因の一つかもしれない。日本にも、もっとたくさんのファンドレイザーが必要なのだろう。

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