エース証券、個人業者に販売委託──外債・投信など、人脈生かす2008/03/14配信
大阪が地盤のエース証券(大阪市、乾裕社長)は外国債券や投資信託などの個人投資家向け金融商品について、証券会社のOBなど個人の仲介業者への販売委託を始める。約30人と契約し、6月から本格展開する。それぞれの人脈や信頼関係を生かして商品を販売してもらい、預かり資産の積み上げを狙う。
証券外務員などの資格を持つ個人が証券仲介業者として財務局に登録。エース証券と契約して外債や投信の販売を取り次ぐ。販売手数料や信託報酬は折半する。3年後に100人体制に拡大し、預かり資産で1000億円の規模を目指す。 大手証券やインターネット証券との競争激化で株式売買に伴う委託手数料の収入が減少している地場の中小証券にとって、金融商品の販売手数料や信託報酬は重要な収益源の1つ。エース証券は地域に人脈を持つ個人を組織することで、低コストでの販路拡大につなげる。
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