【ワシントン大治朋子】マコーマック米国務省報道官は14日の記者会見で、中国チベット自治区で起きた大規模デモについて「中国政府に対し、チベット文化を尊重し、武力を使用しないよう要請した」と明らかにした。インド亡命中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との対話の必要性も改めて訴えたという。北京五輪への影響はないとの認識を示した。
一方、人権保護団体の「チベットのための国際キャンペーン」(本部ワシントン)は14日、「僧侶らによる平和的なデモに対する中国政府の武力的抑圧を強く非難する」との声明を発表した。
毎日新聞 2008年3月15日 10時09分