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2008.3.14
世界の電通?
広告代理店の暴走

女性にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、警視庁は強制わいせつ致傷の疑いで、大手広告代理店「電通」の子会社「電通テック」社員を逮捕した。
警視庁では複数の女性が被害を訴えていることから、余罪があるとみて更に捜査を進めている。
上場している日本の大企業が卑劣な犯罪者を擁している事実に愕然とする。

実は広告代理店の暴走は今に始まったことではない、わいせつ事件どころか麻薬、詐欺などで捕まる社員が存在していたのだ。
しかし今回のようにマスコミが大々的に報道するケースは非常に珍しい、マスコミは広告収入の減少におびえてこのような悪電通マンを意識的に隠してきた。
国会議員時代、私の耳には多くの広告代理店社員のスキャンダルが入ってきたがそのほとんどは報道されず封殺されていった。
また議員のスキャンダルを電通が封殺に動くということさえあった。
本事件などは氷山の一角であると思っている
犯罪者を擁し、さらに報道の公正を踏みにじる電通につける薬はあるのだろうか?

このような会社なのでビジネス上のトラブルも非常に多い。
内閣府主催のタウンミーティングでやらせが発覚し政府は非難を受けたが請け負った電通は素知らぬ顔を決め込んでいる。
我社のゴルフ番組についても当初の計画から大きく内容が変更されているにもかかわらずやはり電通は素知らぬ顔だ。
何億という広告主に対して電通役員は説明責任を果たすどころか挨拶すら無い。
業界の慣例であると言う「契約書無し」をいいことに極めて不誠実なビジネスを通しているのだ。
世界の電通とはおこがましいことこの上ない。

偽装などで摘発される企業が続出し、今やすべての企業がコンプライアンスの徹底を目指しているのだ。
船場吉兆・赤福などの食品偽装も当然批判されるべきものだが、報道そのものを歪める電通こそ批判されるべきだと思っている。
私は電通が、現在の驕りたかぶった態度を改めるまで苦言を呈してこうと思っている。


2008年3月14日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎



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