「死ね」乳児に落書き 両親、殺人未遂容疑で逮捕 奈良2008年03月11日15時04分 生後4カ月の次男に繰り返し暴行したとして、奈良署は10日、奈良市月ケ瀬尾山の無職松本一也容疑者(29)と妻の琴美容疑者(21)を殺人未遂の疑いで逮捕した。次男は意識不明の重体。両足の骨や肋骨(ろっこつ)が折れ、胸部と腹部には赤いペンで「ブタ」「死ね」の落書きがあった。琴美容疑者は「自分が書いた」と認めているという。双子の長男も体にあざがあり、同署は虐待が常態化していた可能性があるとみている。 調べによると、両容疑者は、昨年12月ごろから今月9日午前までの間、自宅などで次男の顔を平手で殴ったり、首や腹を強くつねったりするなどの暴行を繰り返し、意識不明の重体に陥らせた疑い。9日早朝、一也容疑者が「子どもの様子がおかしい」と三重県名張市の病院に連絡。搬送時、次男は心肺停止状態で、虐待の疑いがあるとした病院が警察に通報した。 調べに対し、一也容疑者は「イライラした時や泣きやまない時に殴った」と供述。琴美容疑者も「数回平手で殴ったことがある」と認めているという。次男に母乳を与える際、ぐずって飲まなかったことに腹を立て「ブタ」「死ね」と書いたという。長男の脇腹やおしりなどにも暴行を受けたようなあざが十数カ所あった。奈良県中央子ども家庭相談センターが1歳6カ月の長女とともに保護し、長男は病院に入院した。 両容疑者は一也容疑者の実家の離れに子ども3人と暮らしていた。母屋には一也容疑者の両親らが住んでいたが、一也容疑者から離れへの立ち入りを拒まれ、異変に気づかなかったという。 PR情報この記事の関連情報社会
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