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2008年3月14日(金) 19:10 |
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櫃石島でたった二人の卒業式
卒業式の季節です。 今年20歳になる瀬戸大橋が通る島坂出市の櫃石島では、たった2人の中学生が卒業式を迎えました。
坂出市の最北端瀬戸大橋が通るる櫃石島。これまで559人の島民が学んだ櫃石中学校で、今年も卒業式を迎えました。 3年間通い続けた学び舎へ向うのは、この島で生まれ育った櫃本祥吾くん。そしてもう一人が藤大仁志くん。今年で58回目、たった二人の卒業式です。 櫃石島には、底引き網漁やタイ網などの漁業従事者が多く、瀬戸大橋がかかる3つの島では一番人口は多いものの、それでも231人。また、3人に一人は65歳以上と高齢化も進んでいます。 ピーク時には年間80人が学んでいた櫃石中学校も、4月からは4人。過疎化は進んでいます。 進学や就職で島を離れる人が多い中、二人は生ま育った島で生きたいと、力強い言葉を残してくれました。 島の大きな財産は、ひとまず4月からの3年間、瀬戸大橋を使って高校生活をスタートさせる予定です。
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