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福井・勝山で小型肉食恐竜の化石発見、新種の可能性も

3月12日20時32分配信 読売新聞


福井・勝山で小型肉食恐竜の化石発見、新種の可能性も

約1億2000万年前の地層から見つかった小型獣脚類の足の骨の化石(福井県立恐竜博物館で)

 福井県立恐竜博物館は12日、同県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から、肉食恐竜・小型獣脚類の足の骨などの化石約30点が見つかったと発表した。

 獣脚類の特定部位の骨がまとまって見つかったのは国内初。新種の可能性もあるという。

 同じ地層からは、大型草食恐竜・竜脚類が食物の消化を助けるために胃の中に蓄えた「胃石(いせき)」2個(長径10・5センチ、同14センチ)も国内で初めて発見された。
 獣脚類の化石は、右後ろ足の指先にあたる末節骨(長さ3・5センチ)1個、趾(し)骨5個(同1・6〜3センチ)、中足骨4個(同2・8〜12センチ)のほか、腰の部分の仙椎(せんつい)5個(同4〜9・8センチ)など。いずれも同一個体のものとみられ、全長は1〜1・5メートルと推定されている。
 近くの地層からは以前、同じ獣脚類の「フクイラプトル」の化石が発見されている。同博物館の東(あずま)洋一副館長は「今後、周辺から首や尾などの部分の発見が期待できる」と話している。
 これらの化石は24日から4月6日まで、勝山市の同博物館で展示される。

最終更新:3月13日2時4分

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