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銀河の輝き 惜別2000人

2008年03月15日03時26分

 1949(昭和24)年から深夜の東京―大阪間を結んだ寝台急行「銀河」の最終便が14日、JR東京駅を出発した。10番ホームには約2千人の鉄道ファンたちが押し寄せ、最後の姿を見送った。

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最後の寝台急行「銀河」を多くのファンが取り囲んだ=14日午後10時34分、JR東京駅で

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腕章を付けたシニアユニオンの組合員らが、厚労省の担当者(奥)に高齢者の雇用確保を訴えた=東京・永田町の参議院議員会館で

 午後10時23分に銀河が入線すると、青い車体や天の川をあしらった「テールマーク」をカメラに収めようと、ファンは盛んにシャッターを切った。さいたま市の会社員千賀照文さん(36)は、鉄道好きの息子諒熙(りょうき)君(4)と写真を撮っていた。「この子が大きくなった時はブルートレインがなくなってしまうかもしれない。だからぜひ見せてやりたくって」

 午後11時に列車が動き出すと「さよならー!」「ありがとう!」という叫び声も上がった。

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