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強盗致死傷罪で無期懲役 三重の医師宅襲撃の中国人
三重県四日市市で平成16年5月、男性医師宅に押し入り現金などを奪い、妻を死亡させたとして、強盗致死傷などの罪に問われた中国籍の無職、劉宗述被告(43)の判決公判が14日、津地裁四日市支部であり、堀毅彦裁判長は「犯行は凶悪かつ残忍。被害女性の苦痛や無念さは想像を絶する」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。
事件では実行犯としてほかに中国人5人が強盗致死傷罪などで起訴され、いずれも無期懲役が確定している。
判決によると、劉被告はほかの5人と共謀、16年5月22日未明、四日市市小古曽の医師、川瀬昌宏さん(68)宅に侵入。就寝中の夫妻の顔面に粘着テープを巻き付けて殴るけるなどし、現金や貴金属など計約1900万円相当を奪った。妻、和世さん=当時(58)=が窒息死し、川瀬さんは肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負った。