CDから再生される想い
僕は、もちろんプロの歌手ではないけど、今回製作された我がバンドのCDを聴きながら、ふと思った。
このCDを聴いていると、ラストコンサートの記憶としての「映像」が僕の頭の中に蘇る。
自分が出演したコンサートだから、記憶の中の映像は、ステージから客席に向かって歌っている自分の「視線」で現われる。あのとてつもなく緊張したラストコンサートの場面場面が、このCDを聴くと鮮明に蘇るのだ。
あのラストコンサートからもうすぐ3ヶ月。とうにコンサートは終っている。しかし、CDの音が、あのときの「自分」を連れてきてくれる。
なんだか、CDを再生した瞬間、表現をしたあの瞬間の「想い」も同時に再生されていると思ったのだ。
北海道の田舎町の、小さなホールでのコンサート。それが、たった100枚限定のCDになって、ご縁のある人、応援してくれた人、さらには、注文してくださった遥か遠い街の人が聴いてくれる・・・・。
もう終ってしまったコンサートだし、解散してしまったバンドだけれど、
このCDを手にしてくださった皆さんそれぞれの前で、今後、僕らのバンドの「想い」は再生されていく。
そう思うと、あの日の本番のステージの「一瞬」は、違った形となって、これからも続いていくんだなぁ、と思った。
上手く言えないけど、これは、音楽をやっていて、初めて感じた感覚なのでした。
※注文いただいた方へ、順次、発送を開始しています。もうしばらく、おまちくださいませ。
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