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【三重】

伊勢志摩地方の寄り道マップを企画 若い視点の“隠れ観光スポット”網羅

2008年3月1日

刷り上がったマップを折りたたむ伊勢鳥羽志摩観光連絡協議会のメンバー=伊勢市内で

写真

 20−30代の伊勢志摩地方の観光課職員と観光協会の職員らが、独自の観光マップを企画した。タイトルは「あっちゃこっちゃええやん!伊勢志摩」。寄り道をコンセプトに、通常のガイドブックやパンフレットには記載されていない隠れたスポットなどを網羅した。

 メンバーは伊勢、鳥羽、志摩市、南伊勢町でつくる「伊勢鳥羽志摩観光連絡協議会」の9人。地域の垣根を越えた若い世代で観光地をPRしようと、2年前から本格的に活動している。

 マップ作りは昨年11月にスタート。約120枚のカラー写真を使い、「五感で堪能する美(うま)し国伊勢志摩」や、幸運・恋愛運が向上する「御利益特集」など、メンバーがそれぞれの視点でユニークなスポットを紹介している。食や散策地の紹介コメントはすべて方言。「おいない(来てください)」や語尾に付ける「〜やに」などをふんだんに盛り込み、ローカル色を取り入れた。

 中心となったのは伊勢市観光企画課・中村智成さん(30)と鳥羽市観光戦略室・宮本益仁さん(30)。宮本さんは「ちょっと時間が余った時に、寄り道できる場所も必要」とし、中村さんも「有名な観光地を巡っただけでは伊勢志摩の本当の魅力は伝わらない」と話す。

 マップはA4判で、3月中に完成させ、同地方の観光、宿泊施設などに6万部を配布する予定。

 (奥野賢二)

 

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