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【社会】

プリンス側に3億賠償請求 日教組、会場拒否で提訴

2008年3月14日 18時22分

 プリンスホテルに対する損害賠償訴訟について、記者会見する日教組の森越康雄委員長(左端)ら=14日午後、東京都千代田区

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 教育研究全国集会の会場使用や参加者の宿泊を契約後に拒否し、集会の自由や研修の機会を奪ったとして、日教組と傘下の77単組、組合員約1900人らが14日、プリンスホテル(東京)と役員に3億円余りの損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状などによると、日教組は昨年5月、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)の大宴会場「飛天の間」を今年2月2日開催の全体集会会場として使ったり、参加者の宿舎として約190室を確保したりする契約をホテルと締結。しかしホテル側は昨年11月、右翼団体による街宣活動が予想されることなどを理由に、一方的に契約を破棄した。

 この問題では日教組の申請に基づき、東京地裁と東京高裁が使用させることを命じる仮処分決定をしたが、ホテル側は従わず、1951年の教研集会開始以来初めて全体集会が中止となった。現在、港区が旅館業法違反の疑いでプリンスホテルを調べている。

(共同)
 

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